とよなか女性防災プロジェクト2014 とよなか女性防災ノートパート2

女性と防災ワークショップ2014年11月27日(木)

女性視点で考える防災ワークショップ~女性の意見を意思決定の場に届けよう~

被災体験から女性視点の必要性を考える

「女性の視点がなぜ必要なのか?」について被災地の事例とともに考えました。講師の浅野幸子さん(早稲田大学地域社会と危機管理研究所 招聘研究員)は、阪神・淡路大震災ではボランティアとして活動し、東日本大震災女性支援ネットワーク発足時より活動に参加するなど、災害時における女性支援に取り組んできました。

浅野さんより避難生活で女性が置かれる困難な状況と、それに対する支援についてのお話がありました。

  • 健康問題…高血圧、高血糖など慢性疾患の悪化、感染症、不眠、ストレス、エコノミークラス症候群、膀胱炎、外陰炎。妊婦、アレルギー患者の環境悪化など。
  • 生活環境…プライバシー、衛生。着替えや授乳、下着を干す場所がないなど。
  • 物資の不足…女性用品、下着の不足。乳幼児用・介護用品の不足など。
  • 女性や子どもへの暴力…ハラスメント、DV、性暴力の発生。それに対して声をあげにくいなど。
  • 女性にかたよる役割分担…家事や家族の世話、炊き出しなどが女性にかたよりがち。
  • 仕事…女性は先に解雇、失業率が増加。保育・介護の機能が低下し職探しが困難など。
  • 女性リーダーの不足…女性の声が通りにくい、議論に参加しにくい。

またすべての人が避難所に行けるわけではありません。「体が不自由で避難所まで移動できない」「乳児、障害者、認知症などの家族がいる」などの理由で避難所にいけない人もいます。東北では「自宅でとり残されている人をなんとかしよう」と、物資を袋にわけて安否確認しながら在宅者に配布した地域がありました。これは普段から家事を担い在宅避難の厳しさを想像できる女性から出た意見で、良い仕組みづくりができた事例です。

また東北の事例として「女性がリーダーシップを発揮した」「避難所の中で女性リーダーが被災者の要望を聞いた」「自治体から女性職員を積極的に派遣」「女性専用物資(生理用品、下着など)は女性が管理、配布した」「女性専用スペースの確保」「保育、介護の支援」などがあげられました。

浅野さんは、防災における女性視点の必要性を以下のようにまとめました。

  • 被災者、災害時要援護者の半分は女性
  • 女性のことは女性でないとわからないことが数多くある
  • 現状では要援護者や子どものケアをしている人の多くが女性である
  • 保育、医療、介護現場のプロの多くが女性である
  • 責任のある立場の人(男性が多い)への過度の負担集中が起こる
  • 女性は配慮される側面を持つが、被災者支援に必要な実生活に根差した知識や能力を持っている

日頃より女性を地域の役員や責任者に複数名つけるようにし、男女双方で対策を進めましょう

ワークショップでは、40人の参加者からたくさんの意見がでました。この意見を参考に「女性と防災に関する提言書」を作成し、女性の意見を豊中市防災会議に提言していきます。

話し合い1 シンポジウムや浅野さんの話から「大切だ、取り組む必要がある」と思ったこと ・避難所の役割を分担しそれぞれが活躍できる仕組みをつくる ・在宅避難者への食糧配布 ・地域での人のつながり ・防災訓練のなかにマイノリティの視点をいれる ・自治会組織などへの日頃からの女性参加

話し合い1

シンポジウムや浅野さんの話から「大切だ、取り組む必要がある」と思ったこと

  • 避難所の役割を分担しそれぞれが活躍できる仕組みをつくる
  • 在宅避難者への食糧配布
  • 女性リーダー、各年代のリーダーが必要
  • 地域での人のつながり
  • 防災訓練のなかにマイノリティの視点をいれる
  • 自治会組織などへの日頃からの女性参加

話し合い2 災害時要援護者への支援で必要なこと 災害時要援護者(視覚障害者、聴覚言語障害者、肢体不自由者・足腰が悪い人・車いすの人、認知症の高齢者、糖尿病・高血圧・嚥下障害、喘息・食物アレルギー・アトピー、妊産婦・赤ちゃん・幼児など)に必要とされる支援を考えました。・相談窓口を開設する ・避難所のバリアフリー、スロープ、ユニバーサルトイレ ・どんな支援が必要かわかるサインをつくる ・情報提供の工夫(点字、手話など) ・アレルギー対応の非常食 ・支援スタッフをコーディネートする

話し合い2

災害時要援護者への支援で必要なこと

災害時要援護者(視覚障害者、聴覚言語障害者、肢体不自由者・足腰が悪い人・車いすの人、認知症の高齢者、糖尿病・高血圧・嚥下障害、喘息・食物アレルギー・アトピー、妊産婦・赤ちゃん・幼児など)に必要とされる支援を考えました。

  • 相談窓口を開設する
  • 避難所のバリアフリー、スロープ、ユニバーサルトイレ
  • どんな支援が必要かわかるサインをつくる
  • 情報提供の工夫(点字、手話など)
  • アレルギー対応の非常食
  • 支援スタッフをコーディネートする
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